トリヨードサイロニン (T3)
正常値
総トリヨードサイロニン:80〜180ng/dl
遊離トリヨードサイロニン:0.2〜0.6ng/dl
検査の目的は?
トリヨードサイロニンは、甲状腺から分泌されるホルモンの1つです。
主として細胞内でサイロキシンからヨードがとれて、より機能の強いトリヨードサイロニンができます。
甲状腺機能の変化に応じてその血中濃度が変化するので、甲状腺機能の異常を調べる目的で検査します。
どんな病気が疑われるの?
高いときは、バセドウ病、甲状腺機能亢進症、甲状腺炎などが疑われます。
低いときは、橋本病、甲状腺機能低下症、低栄養、肝障害などが疑われます。
検査での注意点は?
血中のトリヨードサイロニン(トリヨードチロニン)には、タンパク質と結合しているものと、ごく微量の結合していない遊離状態のもの(遊離トリヨードサイロニン)とがあり、遊離トリヨードサイロニンがホルモンとしてのはたらきをします。
結合しているタンパク質が異常なため血中総トリヨードサイロニン濃度は高値となりますが、甲状腺機能は正常な場合があります。
最近では、遊離トリヨードサイロニンが測定されるようになりました。