| 「一度なると、癖になる?」「なぜ女性に多いの?」など、今月は疑問の多い膀胱炎についてです。 |
急性と慢性の違いは? |
| 膀胱炎は、主に大腸菌によって起こる症状で、急性と慢性の2つのケースがあります。 |
| 急性の場合は、尿道から膀胱の中に入った細菌が、膀胱の粘膜上で増殖し、組織が壊れて炎症を起こすケースがほとんどです。この場合は薬を服用すれば、だいたい1週間ほどで治ります。 |
| 一方、慢性化して何回もくり返すのは、排尿障害や抵抗力の低下、他の病気が背景にある、といったケースを考えなければなりません。こうした場合は、治療に長い時間がかかります。慢性化する人は、比較的、高齢の人に多くみられます。 |
目立つ「排尿痛」 |
| 膀胱炎の主な症状としては、残尿感、頻尿、尿混濁、血尿、排尿の終了時のツーンとした痛み(排尿痛)、などがあげられます。年齢により違いはありますが、排尿痛が一番多いようです。 |
| また、症状が軽い人、何回もなっている人の中には、残尿感や下腹部に不快感を感じる人が多くみられます。 |
| なお男性は、他の病気が原因で膀胱炎を併発することはあります。普通は、膀胱炎だけになることはないと考えられています。 |
なぜ女性に多い? |
| 女性が膀胱炎になりやすいのは、男性に比べて尿道が短く、細菌が膀胱に入りこみやすいからです。しかし、細菌がついたからといって、すべての人が膀胱炎になるわけではありません。 |
| 夏バテや、仕事の疲れなどで、体力・抵抗力が低下していると起こりやすくなります。年齢層別では、性活動が盛んになる、20代が一番多くなっています(下図)。膀胱炎の状態で我慢していると、腎臓にまで細菌感染を引き起こすことがあります。 |
 |
| 膀胱炎の原因菌は、大腸菌が80%以上を占めます。いくらきれいにしていても、陰部や肛門、膣のあたりには細菌はいるものなのです。ですから膀胱炎の予防には、性行為の後は、速やかに排尿をすることが大切です。 |
| 働く女性が増えるとともに、膀胱炎になる人も増加傾向にあります。 |
| 1. |
日ごろから、水分(アルコールはだめ)をたくさんとる。 |
| 2. |
下半身を冷やさない。 |
| 3. |
「仕事中だから・・・」と排尿をがまんしない。 |
| 4. |
疲れた時は、休養をとる。 |
|
| などの予防を心がけましょう。 |
| 大腸菌が主な原因のため、水が出るシャワー式トイレを使う場合、後ろから前に洗うものは、細菌が尿道の方に飛び散って、膀胱炎を誘発する心配があることも知っておいて下さい。 |
| 膀胱炎は、一度なったからといって、癖になることはありませんが、もしなってしまったら、きちんと治すことが大切です。 |