| 02年糖尿病実態調査 1620万人! 自覚なし、未治療者も・・・ |
| 「糖尿病とその予備軍が急増している」 |
| そんな調査結果が最近、厚生労働省がから発表されました。 |
| 「血糖値が高い」といわれている人は、要注意です。 |
| 糖尿病の増加を明らかにしたのは、20歳以上の約5800人を対象に実施された、「平成14年糖尿病実態調査」。5年前に続いて2度目の調査ですが、その結果、糖尿病が「強く疑われる人」が50万人増えて740万人に、「可能性を否定できない人」は、200万人増えて、880万人にも及ぶものと推定されています。 |
| トータルで、1370万人から1620万人へと、わずか5年間で約2割の増加。とくに予備軍というべき、「可能性が否定できない」人の急増が目立ちます。 |
| 性別・年代別にみると、全体では、糖尿病が「強く疑われる」人は9.0%ですが、男性では50歳以降は10%を超え、年齢とともに高くなっています。(表1) |
(表1)糖尿病が強く疑われる人および糖尿病の
可能性を否定できない人の全体に対する割合

( )内は平成9年調査結果 |
| また「強く疑われる」人のうち、治療を受けているのは半数で、1割弱は治療を中断、4割が治療を受けていないことが明らかになりました。(図1) |
| 健診受診の有無別でも、治療割合に大差が出ています。(図2) |
(図1)糖尿病が強く疑われる人における治療の状況
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(図2)糖尿病が強く疑われる人における
健診受診の有無と治療の状況
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| 糖尿病の90%は、食べ過ぎ、肥満、ストレスなどからインスリンという糖代謝に関わるホルモンの消費量が増え、結果としてインスリン不足になることから起こると言われています。 |
| 自覚症状がないので、1年に1度は必ず検査を受けて、早期に発見することが大切です。 |
| インスリン生産能力が低下する体質は遺伝しますので、血縁に糖尿病の人がいれば、肥満がなくとも糖尿病をおこすことがあります。 |
油断が招く合併症 |
| 栄養としてとった糖分は、インスリンの働きで、細胞中でエネルギーとして利用されたり、余れば脂肪として蓄えられます。しかし、インスリンの作用が弱まると、糖分が細胞に入れずに血液中にあふれるようになり、血糖値が上がったり、尿に糖分が出るようになります。 |
| それだけでなく、血管がいわば「砂糖漬け」の状態になり、正常な人に比べて、「動脈硬化が10年早く進む」ともいわれます。影響は細い動脈から出始めるため、網膜や腎臓、神経が障害を受けて、失明や腎不全、足の壊疽など、多彩な合併症が起きてきます。(表2) |
(表2)糖尿病治療状況別の糖尿病合併症の状況
482人(うち12人は治療状況不明)
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糖尿病による眼底出血
右上部に点々と見られる
赤い斑点が、出血部位。
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| さらに進むと、太い動脈まで影響を受け、脳梗塞や狭心症などを起こすこともあります。 |
| 対策は予防が第一ですが、自覚しにくい病気なだけに、定期的な健康診断が欠かせません。 |
| この病気は、一度発病すると完全に治癒することがなく、一生持ち続けるものです。しかし、上手に管理されれば、心配のない病気です。 |
| 糖尿病は血液中のブドウ糖濃度(血糖値)を、ある値以上にしないように管理すれば良いのです。 |
| それには、食事、運動療法で、とくに肥満がある人は、その解消に努めましょう。 |
| 食べてはいけない食品はとくにありません。全体の量と栄養バランスをとることがポイントです。運動は、努めて歩くことです。 |
| それでも血糖値が基準値まで落とせない場合には、薬物療法が必要になります。そうならないうちに、日ごろの生活管理をぜひ見直して下さい。 |