| ドライアイとは、涙の量や質に変化が生じて、目が健康なうるおいを保てなくなった状態をいいます。症状としては、目が疲れやすい、重く感じる、熱い、充血するなどがあげられます。 |
 |
| 最近では、パソコンのディスプレイに向かう時間の長いOLなどにも多いようですが、単なる「疲れ目」だと勘違いしているケースもあります。 |
| しかし、目のうるおいが不足し、症状が進行すると目の表面に、「ドライスポット」という乾燥した部分ができ、細胞がはがれて傷ついてしまいます。このような状態が続くと、視力が低下したり、つらくて目が開けられなくなることもあります。 |
| パソコン、テレビなどのディスプレイによる情報が増え、目を酷使することの多い現代、情報の大半を視覚に頼っている私たちにとって、放ってはおけない病気です |
|
花粉症にも影響? |
| 年々増加傾向にある、つら〜い花粉症。その花粉症にも、実はドライアイの関与が疑われています。 |
| 目の表面は、本来、薄い涙の膜で常に覆われています。涙は、泣いたり大笑いしたときに出るものとばかり思われがちですが、それ以外にも、まばたきによって、常に分泌されているのです。 |
| 涙は、目を乾かさないようにするだけでなく、花粉やゴミを流し去ったり、殺菌などの重要な働きをしています。しかし、ドライアイでは涙が減少しているため、目に入った花粉をいつまでも洗い流すことができずに、アレルギー反応を引き起こす要因になるとも考えられています。 |
|
誰にでも可能性が・・・ |
| ドライアイの原因は一つではありません。パソコン作業などで、画面を凝視することにより、まばたきの回数が減ることも大きな影響を及ぼしているようで、事務の仕事をしている3人に1人は、ドライアイともいわれています。 |
| そのほか、室内の乾燥や大気汚染なども目の負担となりますので、誰でもドライアイになる可能性があるといえます。上の症状に思い当たる方は、日常生活では、次のような点に注意してみましょう。 |
|
| ●目薬を上手に使う |
| ドライアイでは涙が不足するので、目薬でうるおいを補うことが何よりも大切です。 |
| ●意識的にまばたきを増やす |
| パソコン作業中はもちろん、普段から意識して、まばたきをする。 |
| ●リラックスする |
| 気分がリラックスすると、涙が分泌されやすくなります。 |
| ●目を温める |
涙の表面には油分の層があって、涙の蒸発を防いでいます。
その分泌腺であるマイボーム腺が油分でつまることがありますが、温めると症状が改善されます。 |
| このようにしても、症状がよくならないときは、眼科専門医を受診されることをおすすめします。 |
| 症状が重い場合は、涙の排出口(下図)にシリコンプラグを挿入したり、涙の蒸発を抑える専用眼鏡をかけるなどの治療法があります。どちらも難しい治療ではありませんので、一度眼科医に相談されるとよいでしょう。 |
涙の流れ

涙は涙腺から分泌され、涙点から鼻へ排出される
|