| “カッキン” “コックン” 口の開閉に支障が・・・ |
| 「あごを動かすと音がする」「あごが痛い」「口を大きく開けられない」。こんなあごの関節の異常が、とくに10〜20代の女性に多くみられます。 |
| 「顎関節症」とは、あごの関節(顎関節)の周りに何らかの異常が生じる病気です。普段あまり意識することのない関節ですが、両耳の前に手を当てて口を開け閉めしてみると、盛んに動く部分があります。そこが、顎関節(図1)です。 |
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| 上顎と連なる側頭骨と下顎骨の2つが開いたり閉じたりして、ちょうつがいのような働きをしています。そのため、側頭骨と下顎骨先端の下顎頭が直接こすれあわないように、「関節円板」という組織がクッションの役目をしています。 |
| この関節円板は、普通は口の開閉に合わせて、下顎頭と一緒に前後に移動します。ところが顎関節症は、関節円板が前方にずれた状態になり、そのため、口の開閉時に音がする、口を大きく開けられないなどの症状が起こります(図2)。 |
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| 悪化すると骨と骨が直接こすれ、あごの骨が変形してしまうこともあります。 |
| 顎関節症の大半は、この関節円板の障害によるものですが、中には、筋肉や靭帯の損傷などによるものもあり、また、それらが重なって起こることも少なくありません。 |
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悪習慣の改善を! |
| それにしても、なぜ、このような異常が生じるのかは、残念ながら、まだ解明されていません。 |
| しかしその発症には、次のような生活習慣が、深くかかわっていると考えられています。 |
| 1. |
歯ぎしりをする。 |
| 2. |
無意識に歯をくいしばる。 |
| 3. |
偏咀しゃくの癖(片側に偏って噛む癖)がある。 |
| 4. |
いつもうつ伏せに寝る。 |
| 5. |
頬杖をつく癖がある。 |
| 6. |
ストレスが多い。 |
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| これらの因子が積み重なり、耐久限界を超えると発症するというわけです。顎関節症の人の中には、「あごが外れてしまわないか」「手術をすると、顔に傷が残るのでは」といった不安を持っている人も多いようですが、むやみに怖がる必要はありません。 |
| ほとんどの場合は、原因と思われる生活習慣を改めたり、薬で炎症や痛みを抑えるなどの、保存的な治療で症状は改善されます。手術をするとしても、大きく切らない方法もあり、傷あとの心配はいりません。 |
| 放っておいても自然に治ってしまうこともあり、日常生活に支障をきたさない程度であれば、先にあげた悪習慣に注意し、顎関節への負担を軽減することで、顎関節症の十分な予防・対策となります。 |
| 症状がきつく、長引く場合は、歯科(口腔外科)を受診して下さい。 |
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「くいしばり」対策 |
| 実は「上下の歯がついている」という程度でも、くいしばりの状態になっているのです。家事や仕事中、気づかずにくいしばっている人も案外多いのです。 |
| 意識的に「唇を閉じ、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く」ことを、心がけましょう。 |
「歯ぎしり」対策 |
| スプリントといわれる、プラスチック製のプロテクターを夜間に装着する治療法。歯ぎしりを止めることは出来ませんが、関節や筋肉にかかる力を抑えることで、歯ぎしりの害を軽減することになります。 |